紙舟忌

 

小金井市の名誉市民でもあった、作詞家星野哲郎さんの三回忌の集いが19日都内のホテルで生前親しかった人々により行われ、私も出席させていただきました。

星野さんの集まりは、いつも芸能人が大勢参加されますが、今回も同様でした。友人代表で作曲家の船村徹さんが挨拶され、献杯の発声は歌手の北島三郎さんでした。
懇談の間に、在りし日の星野さんのお姿や、星野さんの作られた曲を歌う歌手がスクリーンに写し出されました。

集いの終りの方で、「みだれ髪」を歌う美空ひばりさんが写し出され、同じテーブルの小金井の人たちから私に「あんたこの歌を星野さんの前で歌ったな」と皆さんに言われました。5年以上も前だったと思いますが、小金井ロータリークラブの忘年家族例会のカラオケ大会で歌わせていただきました。審査委員長の星野さんから「私の歌を歌えば点数が甘くなると思わないように」と釘を刺されましたが、見事選から外れました。しかし、最後に、星野さんから「一緒に歌おう」と促され、舞台に立ったのですが、星野さんの選曲が「黄色いサクランボ」だったため、突如女性陣が舞台を占拠し、私は舞台の隅に追いやられたことが思い出されました。

星野さんとは親しくお付き合いさせていただき、かなりの無理もお願いしましたが、「小金井市の歌」を作っていただく前に旅立たれたのが悔やまれます。合掌。