平成25年12月2日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さんおはようございます。

いよいよ12月、本年最後の月に入りました。年内に片付けられる仕事は、新しい年に先送りせず、効率的に片付けてください。

さて、すでに新聞等でご存じのこことは思いますが、本市の最重要課題である可燃ごみの安定的な処理問題に大きな前進が見られました。平成25年第4回市議会定例会初日の11月29日に、市長報告を行いましたので、その内容を職員の皆さんにもご報告しますのでご理解をお願いします。

本日は、平成25年第4回定例会開会中のお忙しいところ、市長報告として発言をお許しいただき誠にありがとうございます。

はじめに、本年度、本市の可燃ごみ処理にご支援をいただいている稲城市、狛江市、府中市、国立市を構成市とする多摩川衛生組合及び昭島市の各施設周辺にお住まいの皆様並びに関係者の皆様をはじめ、平成19年度以降、広域支援をお願いしました施設周辺にお住まいの皆様並びに関係者の皆様に心から御礼申し上げます。

さらに、多摩地域における廃棄物の最終処分場の運営に関し、ご理解、ご協力をいただいている日の出町の皆様に改めて感謝を申し上げます。

また、市民の皆様には、日頃からごみ減量、分別にご協力をいただき厚く御礼申し上げます。

さて、本市では、安定的な可燃ごみ処理体制の確立に向け、平成24年4月に日野市に可燃ごみの共同処理を申し入れました。その後、同年11月には国分寺市及び本市との共同処理を日野市において内部決定がなされ、平成25年3月には、3市で可燃ごみの共同処理を進めていく旨の覚書を添えて、東京都を通じて環境省に循環型社会形成推進地域計画を提出し、この間、3市で協議を重ねてまいりました。その結果、日野市では、平成25年第4回市議会定例会に可燃ごみの共同処理に係る環境アセスメント及び施設基本設計の補正予算案を提出し、共同処理を進めていくことになりました。

本市といたしましては、この日野市のご決断に心より感謝を申し上げるとともに改めて本市に与えられた役割の重大さを認識し、誠実に実行していかなくてはなりません。

また、この可燃ごみの共同処理に伴い、次の3点について3市間の事務レベルで協議をしておりますので、現時点での内容についてご報告いたします。

1点目として、ごみ処理施設の建設に係る経費についてでございます。負担割合としましては、3市が均等に負担することとしたいと考えております。

2点目として、周辺環境整備に係る経費でございます。こちらにつきましては、国分寺市と本市の2市で負担させていただきたいと考えております。

3点目として、次期の建設場所についてでございます。こちらにつきましては、新可燃ごみ処理施設の稼働期間は概ね30年とし、施設の稼働後、適切な時期に再度協議を行い、引き続き3市による同じ枠組みで事業を行う場合には、日野市以外を基本としたいと考えております。

以上の3点について協議をさせていただいておりますので、このことについて、ご報告させていただくとともに、引き続き市議会議員各位並びに市民の皆様のご理解をお願い申し上げ、市長報告といたします。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

以上が市長報告の内容であります。

課題解決に向け大きな一歩を踏み出したことになります。ここまで来れたのも、副市長や担当職員をはじめとする全ての職員、市議会や市民のご協力のお陰であり感謝しております。しかし、まだまだ道半ばです。これからも十分な配慮が必要です。

最後になりますが、寒くなってきました。体調管理には十分注意し、仕事に頑張ってください。

以上です。

平成25年11月18日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さん、おはようございます。市長の稲葉です。

すがすがしい空気の中、小金井公園の木々も色づき始め、朝夕は冬の訪れを感じる季節となりました。

先月は、スポーツ祭東京2013や市制施行55周年記念事業など大きな行事を進めながら、同時並行で決算審査を含む第3回定例会も開催されるなど、盛りだくさんの内容でした。それぞれに協力をいただき、結果を出すことができました。職員の皆さんに感謝したいと思います。

さて、先週の月曜日には、第3回定例会で新たに設置された行財政改革調査特別委員会が開催されました。市議会でも時間外勤務の削減など、行財政改革に大きな期待が高まっており、これから本格的に議論されることを踏まえ、職員の皆さんには、もう一度、行革の必要性について考えていただきたいと思っています。

これまでの繰り返しになりますが、行革は手段であり目的ではありません。目的はあくまで市民サービスの向上です。現在、来年度の予算編成に向け、担当課を中心に査定を進めている段階ですが、相当、困難な作業になると感じています。

事業を実施するには、必ず財源が必要であり、その多くは市民の方々の貴重な税金により支えられていることを忘れてはなりません。皆さんの日々の業務の中でも、当初の目的を達した事業や改善の余地がある事業は必ずある筈です。

ただ漫然と前年踏襲という予算要求はないと思いますが、今一度、新たな視点で点検して欲しいと思います。

また、今年度の予算執行についても、事業手法や予算の執行方法を見直すなど、少しでも多く不用額を翌年度へ繰り越せるよう、積極的に経費の縮減に努めて欲しいと思っています。

職員は、「全体の奉仕者」であるとともに、行財政改革の実践者でもあることをもう一度考えていただき、仕事に取り組んでください。

今こそ、更なる行革が求められています。明るい未来を思いながら、一緒に汗を掻いていきましょう。

これから日ごとに寒くなってまいります。職員の皆さんも体調管理には十分注意してください。

終わります。

平成25年10月17日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さん おはようございます。市長の稲葉です。

スポーツ祭東京2013第68回国民体育大会、第13回全国障害者スポーツ大会も全日程が終了し、無事に閉会しました。国体関係職員をはじめ、業務としてまたボランティアで参加された職員、その職員を快く送り出してくれた職場の皆さんのご理解ご協力に感謝しております。また、10月13日に開催しました市制施行55周年記念式典も無事に行われましたことに感謝します。本当にありがとうございました。この経験を今後の仕事に生かすとともに、職員同士いろいろな場面において連携を取りながら、様々な取り組みを進めてまいりましょう。

第3回市議会定例会が閉会しました。平成24年度の各会計の歳入歳出決算が認定されましたが、議会から多くの意見をいただいております。予算執行・予算編成するにあたり今後にいかしていかなければなりません。最小の経費で最大の効果を上げることを念頭において仕事に取り組んでください。

さて、今回は、時間外抑制についてです。職員の時間外勤務については、ワーク・ライフ・バランスの観点から、また、自立した行政経営の確立を図る観点から、減らす必要がありますが、その抑制は、掛け声だけで解決できるものでなく、様々な見直しを実施していくことにより達成できるものです。

見直しに当っては、職員自身の意識改善や意識改革、業務の再構築、そして管理職者のマネージメント力についても改めて考えていかなければなりません。

初めに、職員自身の意識改善及び意識改革です。言うまでもなく、職員は職務の遂行に当たっては全力で専念しなければなりません。職員は、漫然と仕事をするのではなく、厳しい財政状況の中、市民から負託された税金を無駄なく適切・効率的に活用し、市民サービスに振り向けていく義務があることを認識し、責任とプライドをもって、そしてスピード感を持って遂行してください。

次に、業務の再構築です。第3次行財政改革大綱に基づき、各職場では、事務マニュアルの作成、職員の再配置等について、分析や活用を図っていると思いますが、代替が可能な事務手続等は省略するなど改善を図り、根本的に業務プロセスを変える必要があるなら改革も視野に入れた方策を創意工夫し、まずは業務量自体を減らすなど、省力化や省人化に取り組んでください。

同時に、適正な事務分担を考慮する必要があります。職場の中で、特定な職員に加重な業務が担任されないように、事務分担に当たっては、職員全員の気配りがとりわけ重要です。

まず業務を行うのはやはり職員であり、効率的な業務処理のためには人材育成は絶対に欠かせません。まずは、職場でのOJT研修が大切です。職員は、主任又は係長からの指示を理解するとともに、担任業務だけでなく、係全般の業務概要を把握する必要があり、ある特定の業務はこの人しかできないという状況を多く作ってしまうと、本来分担できる業務が分担できなくなり、結果として非効率になります。

管理職者は、より具体的に、課の業務や状況、そして課題も把握しており、時間外勤務の抑制のコントロール及び時間外勤務の手続に際しても、時間外勤務が特定の職員に集中することのないように、人材育成を図りながら、十分に管理能力を発揮し、執行管理に努めるようお願いします。

最後になりますが、市報等を通じてお知らせしているとおり、11月2日まで「第41回小金井なかよし市民まつり」の催しが市内各所で開催されています。市民まつりは、小金井の秋の一大イベントであり、今週19日(土)、20日(日)には、小金井公園において様々な催しが行われます。そのほか、11月2日(土)には、「第13回黄金井名物市」が武蔵小金井駅南口周辺で開催されます。また、小金井市農業祭が11月9日(土)、10日(日)にコミュニティ広場(フェスティバルコート)と小金井市民交流センターで開催されます。この季節、市内で様々な行事が行われておりますので、職員の皆さんもぜひ足を運んで、小金井を大いに盛り上げてまいりましょう。

以上です。

平成25年10月7日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さん、おはようございます。市長の稲葉です。

今年の夏は、猛暑が続きましたが、季節は変わり、足早に秋の訪れを感じます。

9月2日から始まった平成25年第3回市議会定例会も、残すは決算特別委員会の審議のみとなりました。最後まで気を抜かず、管理職を中心にしっかり対応していただきたいと思います。

さて、54年ぶりに東京都での開催となったスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会)は、大盛況のうちに競技が続けられています。

小金井市での競技は終了しましたが、職員や市民ボランティアの“頑張り”が一つとなって、大会を大いに盛り上げることができました。一緒に汗を流した貴重な経験を今後の市政にも活かしていただきたいと思います。直接かかわった方は勿論のこと、それを支えたすべての職員に感謝します。

また、10月13日には、市制施行55周年記念式典が市民交流センターで開催されます。交流センターでの開催は初めての経験となりますが、こちらも滞りなく準備が進んでいます。これまでの歴史に思いを馳せながら、続く未来への期待に胸がときめく思い出深い式典としてまいります。

話題をかえて、次は職員の皆さんにお願いです。ここ数回の庁内放送では、行革の推進に向けて何度かお話をさせていただきました。

私たちは、市民からお預かりした貴重な税金を使って仕事をしています。だからこそ、「最小の経費で最大の効果を上げる」ことは、私たちの義務でもあると思っています。

例えば、日々の仕事の中でいろいろな資料を作成する際、必ず両面コピーを使っていますか?業務上の電話も、用件を簡潔明瞭に相手に伝え、出来る限り短時間ですませるように工夫を行っているでしょうか?また、ワークライフバランスの点からも出来るだけ時間外勤務をすることが無いよう、もっと効率的な業務運営は考えられないでしょうか?

小さな努力が、大きな成果に繋がります。

職員の創意工夫により、今まで以上に経費節減を進めて欲しいと思います。

次に、繰り返し申し上げることとなりますが、小金井市は、平成9年、14年そして平成22年と3次に亘り行財政改革大綱を策定し、厳しい財政状況を改善するための努力を続けています。

現在は、計画期間を22年度から27年度までと定めた第3次行財政改革大綱の折り返し地点を過ぎたところですが、職員の皆さんは、77個の検討項目を今一度確認をしてください。そして、何が自分の担当なのかの再認識をお願いします。管理職もしっかりサポートしてください。

行革は「手段」であり、「目的」ではなく、その目指すところは市民サービスの向上です。職員一人ひとりが「事業の目的は何なのか」「他に方法はないか」「更に収入を増やす手立てはないか」といった意識のもとで、これまで以上の自覚と責任をもって仕事に取り組んで欲しいと思います。

最後になりますが、すがすがしい季節の中、充実したワークライフバランスを期待します。

今日も1日がんばりましょう! 終わります。

平成25年9月18日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さんおはようございます。市長の稲葉です。

9月8日午前5時過ぎ、地球の裏側ブエノスアイレスから、7年後の2020年開催の夏季オリンピック、パラリンピックの開催地が東京に決定したとの朗報が届きました。イスタンブール、マドリードの強豪を退けての決定です。私は、東京商工会議所での「開催場所決定を迎える会」に参加していました。会場の大スクリーンに映し出されたジャック・ロゲIOC会長が手にするボードに書かれた開催地名を読み上げる瞬間、会場は水を打ったように静まり、そして、「トーキョー」と発した瞬間、満場総立ちとなり両手を天に突き上げ、会場全体は大歓声とともに歓喜の渦に包まれ、鳥肌が立つ思いでした。全国各地、至る所で同様の光景だったと思います。2020年は、まだまだ先のことですが、子どもにも大人にも誰にも夢と希望を与える決定でした。日本が元気を取り戻し、期待される日本経済にも好影響を与えることでしょう。

国体の開催が直前に迫ってまいりました。小金井市では、弓道、バスケットボールの2競技が行われます。生涯学習課を中心に、多くの市民や職員のボランティアの皆さんとともに大会が無事成功するよう、全職員が力をあわせて取り組むことを重ねてお願いします。事前の準備を怠りなく、着実に、そして、全国各地からのアスリートや関係者、愛好者の方々を小金井市で競技や観戦ができて良かったと思い、また、言っていただけるよう、おもてなしの心を持ってお迎えしましょう。

さて、開会中の9月議会において、小金井市の財政が危機的財政状況にあり、行財政改革の必要を議会に説明しております。議会では「職員の意識改革をどの様に進めるか」との質問もいただいているところです。

本年3月、民間第三者機関による行政診断報告書が提出されました。これは、「更なる改革に向けた9の提言」と題して、様々な改善策が短期的な取組、中・長期的な取組として提起されております。これらを行政執行の参考にしていくことになります。

この行政診断を行うに当たって、昨年10月、716人の正規職員及び再任用職員を対象に、アンケート調査が行われました。このアンケートでは、「これまでの行財政改革の取組について、自分でどの程度理解しているか」との問いに対して「全く理解していない」が4.7%、「あまり理解していない」が44.7%、合計で49.4%、つまり約半分の職員が、行財政改革の取組について「理解していない」という結果となっています。

また、「行財政改革の取組について、自分自身で取り組んだ実績はあるか」との問いに対しては「取り組んだことはない」が69.9%で、約7割の職員が、取組実績がないと回答し、その理由は、「行財政改革の取組に関係する事務事業を担当したことがない」が57.3%であるほか、「そもそも行財政改革のことは良くわからない」と22.8%の職員が答えています。私は、職員の皆さんの行財政改革に対する意識の低さに驚愕するとともに、改めて意識改革の必要性を痛感しています。私自身も、市長として職員に市政の現状を伝えきれていなかったことを強く反省しているところであります。

この間、市としては、平成9年、平成14年、そして平成22年と3次にわたり行財政改革大綱を策定し、厳しい財政状況を改善するため努力してきました。しかし、アンケートの結果を見ると、庁内の一部で空回りしていたのではないかと改めて反省するところです。

重ねて職員の皆さんにお願いします。今、小金井市の財政は危機的状況にあり、行財政改革の必要に迫られています。行革は、目的ではなく手段です。目的は、市民サービスの向上です。職員一人ひとりが「事業の目的は何か」「他の方法はないか」「このやり方がベストか」等々、徹底的なコスト意識を持ち、広い視野のもと、これまで以上の自覚と責任を持って仕事に取り組んでください。

私たちは、市民からお預かりした貴重な税金をいかに効率的に使うかを常に考え行動しなければなりません。「最小の経費で最大の効果を上げる」ことが、私たちに課せられた義務でもあります。

市の多くの事業は、市民の貴重な税金を財源に成り立っています。その税金を無駄なく効率的に使うこと、また、職員は、1日1日を無駄なく効率的に使い、市民満足度につなげてください。

市民の方々が何を望んでいるのかを常に念頭に仕事をすること、そして、市民の喜びを自らの喜びにできるようにしてください。接遇はスマイル、仕事はスピード、そして、経費節減のセービングの小金井推進3Sで頑張りましょう。

今日は、小金井市の財政が危機的状況にあることを理解していただくため報告しました。

最後になりますが、充実したワーク・ライフバランスを期待します。終わります。