走り続けた16年(94)

市制施行周年事業③【記念式典の謝辞】

去る10月7日午前10時、宮地楽器ホール(市民交流センター)におきまして、小金井市市制施行60周年記念式典が行われました。

型通り、西岡真一郎市長の式辞、続いて五十嵐京子市議会議長挨拶、来賓祝辞は小池百合子都知事、国会議員等と続き、その後、市政功労者、市民功労者、技能功労者の表彰や感謝状の授与があり、名誉市民の作家・黒井千次氏、政治学者・毛里和子氏に名誉市民証が贈呈されました。

私は、市政功労賞の対象となり、445人の受賞者を代表して次のような挨拶をさせていただきました。

小金井市市制施行六十周年、誠におめでとうございます。

多くのご来賓の皆様、被表彰者をはじめとする、多くの市民の方々のご臨席を賜り、式典が挙行されますことを、大変うれしく思います。

このような盛大な式典におきまして、多くの諸先輩方を代表し、御礼と挨拶をさせていただきますことは、身に余る光栄であり、あらためて身の引き締まる思いでございます。

大変僭越ではございますが、ご指名でございますので、受賞者を代表して一言御礼を申し上げさせていただきます。

本日は、市制施行六十周年記念式典が挙行され、その大きな節目において、私どもに過分のお言葉と賞状を賜りましたことに、深く感謝申し上げます。

私は、昭和四十八年小金井市に転入し、以来、四十有余年を小金井市で過ごしてまいりました。昭和六十年から市議会議員として四期十四年市政に関わり、平成十一年からは市長として四期十六年にわたり市政運営のかじ取り役を務めさせていただきました。

小金井市が市制を施行して六十年の間、必ずしも平坦な道程ではなく、時代の変遷に伴う幾多の難題を抱え、辛く厳しい時代が長く続きました。しかし、それを乗り越え、明るさを取り戻し、夢を語れるところまで来ました。これも、本日お集まりの市民の皆様のご理解・ご支援と市議会の協力、そして、市職員の努力、また、本日ご来賓として市長、議長等ご出席いただいております多摩各自治体のご協力の結果であります。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。これらの経験は私にとりましても貴重な財産であり、また誇りとするところでもございます。

これからも一市民として、水と緑など恵まれた自然環境、子どもから高齢者まで誰もが安全で安心、そして、心豊かで元気に暮らせるこの小金井市を、自信を持って次の世代に引き継ぐことができるよう、受賞者の皆様とともに、協力してまいる所存でございます。

市長をはじめ関係各位に置かれましては、市制施行六十年という歴史を礎に、私たちの誇りとするこの小金井市が、さらに活力あるまちとなりますよう、一層のご尽力をお願いするところです。

結びになりますが、市政の益々の発展と、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、御礼の言葉とさせていただきます。

本日は、誠におめでとうございます。また、ありがとうございました。平成三十年十月七日 稲葉孝彦

以上です。

(つづく)

走り続けた16年(59)

衆院選 ①

第48回衆院選は10月22日投開票され、与党、自民、公明両党で313議席となり、465定数の3分の2を超えました。

一方、野党は「希望の党」が政権交代を目指し、定数の半数を超える234人を擁立しましたが当選は改選前を下回る50議席に止まりました。また、公示日直前に結成された「立憲民主党」は改選前の3倍強となる55人の当選を果たしました。

7月2日に執行された都議会議員選挙では、安倍内閣の国論を二分する安保法制やテロ等準備罪等での強引な国会運営、森友・加計問題の対応の拙さや、中央政界の議員のスキャンダラスな言動により、内閣も不支持が支持を上回るなど自民党に対する厳しい批判になり、新聞やテレビを見るのが辛い日々が続く中で行われ、自民党は歴史的惨敗を喫しました。

逆に小池百合子都知事への期待は鰻登りで、テレビ等の露出度も非常に高く、小池代表の支援さえあれば、地域に関係のない人でも当選できるような状況で、都民ファーストの会は50人中49人が当選し一挙に都議会第一党に躍進しました。

安倍内閣の支持率が下降する中で、北朝鮮の核実験やミサイル発射により挑発行為がエスカレートし、危機感が高まると安倍総理の外交・防衛に期待感が生まれ内閣の支持率が上昇に転じてきた時点の9月25日に衆院解散を表明しました。

私は、自民党が絶対安定多数を占める状況にあり、課題を先送りしてまで解散する必然性がないと懐疑的でした。それは、前回の選挙で取り過ぎている分、議席数が減ると考えていました。

しかし、野党の離合集散などが自民党有利に働き、マスコミの厳しい批判はあっても世論調査は自公で300議席確保と報じられていました。

9月28日に召集された臨時国会では所信表明も質疑もなく冒頭の解散となり「大義なき解散」と厳しく指摘されました。一方、人気も高く勢いに乗る小池百合子都知事が代表となる「希望の党」が結成されました。

これに対し、混乱が続き支持率が低迷する野党第一党の民進党は離党者が続出することなどから希望の党に合流することになり、民進党は瓦解しました。

その後、小池代表の「排除」発言等により、希望の党への期待が一気に下がり始め、排除の対象となった人たち等が枝野幸男氏を支え「立憲民主党」を結成しました。そのため、選挙戦は自民党・公明党の与党に対し、希望の党・維新の会、立憲民主党・共産党の3極対決の選挙となりました。

安倍内閣の信任が問われる衆院選は、野党の自民・公明両党の圧勝となりました。

これは、ミサイル発射や核実験を繰り返す北朝鮮の脅威から、防衛力と日米同盟の強化が必要であり、安倍総理の外交力に期待するもので、与党の積極的な勝利というより、むしろ野党の調整の誤りによる消去法の勝利であると思います。

今後、国民に約束した選挙公約の実現に向け、謙虚に国政に取り組まなければなりません。

(つづく)