平成25年10月17日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さん おはようございます。市長の稲葉です。

スポーツ祭東京2013第68回国民体育大会、第13回全国障害者スポーツ大会も全日程が終了し、無事に閉会しました。国体関係職員をはじめ、業務としてまたボランティアで参加された職員、その職員を快く送り出してくれた職場の皆さんのご理解ご協力に感謝しております。また、10月13日に開催しました市制施行55周年記念式典も無事に行われましたことに感謝します。本当にありがとうございました。この経験を今後の仕事に生かすとともに、職員同士いろいろな場面において連携を取りながら、様々な取り組みを進めてまいりましょう。

第3回市議会定例会が閉会しました。平成24年度の各会計の歳入歳出決算が認定されましたが、議会から多くの意見をいただいております。予算執行・予算編成するにあたり今後にいかしていかなければなりません。最小の経費で最大の効果を上げることを念頭において仕事に取り組んでください。

さて、今回は、時間外抑制についてです。職員の時間外勤務については、ワーク・ライフ・バランスの観点から、また、自立した行政経営の確立を図る観点から、減らす必要がありますが、その抑制は、掛け声だけで解決できるものでなく、様々な見直しを実施していくことにより達成できるものです。

見直しに当っては、職員自身の意識改善や意識改革、業務の再構築、そして管理職者のマネージメント力についても改めて考えていかなければなりません。

初めに、職員自身の意識改善及び意識改革です。言うまでもなく、職員は職務の遂行に当たっては全力で専念しなければなりません。職員は、漫然と仕事をするのではなく、厳しい財政状況の中、市民から負託された税金を無駄なく適切・効率的に活用し、市民サービスに振り向けていく義務があることを認識し、責任とプライドをもって、そしてスピード感を持って遂行してください。

次に、業務の再構築です。第3次行財政改革大綱に基づき、各職場では、事務マニュアルの作成、職員の再配置等について、分析や活用を図っていると思いますが、代替が可能な事務手続等は省略するなど改善を図り、根本的に業務プロセスを変える必要があるなら改革も視野に入れた方策を創意工夫し、まずは業務量自体を減らすなど、省力化や省人化に取り組んでください。

同時に、適正な事務分担を考慮する必要があります。職場の中で、特定な職員に加重な業務が担任されないように、事務分担に当たっては、職員全員の気配りがとりわけ重要です。

まず業務を行うのはやはり職員であり、効率的な業務処理のためには人材育成は絶対に欠かせません。まずは、職場でのOJT研修が大切です。職員は、主任又は係長からの指示を理解するとともに、担任業務だけでなく、係全般の業務概要を把握する必要があり、ある特定の業務はこの人しかできないという状況を多く作ってしまうと、本来分担できる業務が分担できなくなり、結果として非効率になります。

管理職者は、より具体的に、課の業務や状況、そして課題も把握しており、時間外勤務の抑制のコントロール及び時間外勤務の手続に際しても、時間外勤務が特定の職員に集中することのないように、人材育成を図りながら、十分に管理能力を発揮し、執行管理に努めるようお願いします。

最後になりますが、市報等を通じてお知らせしているとおり、11月2日まで「第41回小金井なかよし市民まつり」の催しが市内各所で開催されています。市民まつりは、小金井の秋の一大イベントであり、今週19日(土)、20日(日)には、小金井公園において様々な催しが行われます。そのほか、11月2日(土)には、「第13回黄金井名物市」が武蔵小金井駅南口周辺で開催されます。また、小金井市農業祭が11月9日(土)、10日(日)にコミュニティ広場(フェスティバルコート)と小金井市民交流センターで開催されます。この季節、市内で様々な行事が行われておりますので、職員の皆さんもぜひ足を運んで、小金井を大いに盛り上げてまいりましょう。

以上です。

平成25年10月7日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さん、おはようございます。市長の稲葉です。

今年の夏は、猛暑が続きましたが、季節は変わり、足早に秋の訪れを感じます。

9月2日から始まった平成25年第3回市議会定例会も、残すは決算特別委員会の審議のみとなりました。最後まで気を抜かず、管理職を中心にしっかり対応していただきたいと思います。

さて、54年ぶりに東京都での開催となったスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会)は、大盛況のうちに競技が続けられています。

小金井市での競技は終了しましたが、職員や市民ボランティアの“頑張り”が一つとなって、大会を大いに盛り上げることができました。一緒に汗を流した貴重な経験を今後の市政にも活かしていただきたいと思います。直接かかわった方は勿論のこと、それを支えたすべての職員に感謝します。

また、10月13日には、市制施行55周年記念式典が市民交流センターで開催されます。交流センターでの開催は初めての経験となりますが、こちらも滞りなく準備が進んでいます。これまでの歴史に思いを馳せながら、続く未来への期待に胸がときめく思い出深い式典としてまいります。

話題をかえて、次は職員の皆さんにお願いです。ここ数回の庁内放送では、行革の推進に向けて何度かお話をさせていただきました。

私たちは、市民からお預かりした貴重な税金を使って仕事をしています。だからこそ、「最小の経費で最大の効果を上げる」ことは、私たちの義務でもあると思っています。

例えば、日々の仕事の中でいろいろな資料を作成する際、必ず両面コピーを使っていますか?業務上の電話も、用件を簡潔明瞭に相手に伝え、出来る限り短時間ですませるように工夫を行っているでしょうか?また、ワークライフバランスの点からも出来るだけ時間外勤務をすることが無いよう、もっと効率的な業務運営は考えられないでしょうか?

小さな努力が、大きな成果に繋がります。

職員の創意工夫により、今まで以上に経費節減を進めて欲しいと思います。

次に、繰り返し申し上げることとなりますが、小金井市は、平成9年、14年そして平成22年と3次に亘り行財政改革大綱を策定し、厳しい財政状況を改善するための努力を続けています。

現在は、計画期間を22年度から27年度までと定めた第3次行財政改革大綱の折り返し地点を過ぎたところですが、職員の皆さんは、77個の検討項目を今一度確認をしてください。そして、何が自分の担当なのかの再認識をお願いします。管理職もしっかりサポートしてください。

行革は「手段」であり、「目的」ではなく、その目指すところは市民サービスの向上です。職員一人ひとりが「事業の目的は何なのか」「他に方法はないか」「更に収入を増やす手立てはないか」といった意識のもとで、これまで以上の自覚と責任をもって仕事に取り組んで欲しいと思います。

最後になりますが、すがすがしい季節の中、充実したワークライフバランスを期待します。

今日も1日がんばりましょう! 終わります。