市民の期待の中でスター卜した新市長も、選挙公約を果たすことができず約 6か月という短い期間で辞職にいたりました。小金井市に激震が走りました。
市長辞職の一因はごみ問題でした。市民生活に直結することから、市議会等で議論されるとともに、新聞やテレビなどマスコミにも報じられるようになり、世間の注目を集めることになってしまいました。新聞等の報道によれば、多摩各市等の新たな支援策により、まだまだ全量ではないにしろ、平成 23年度のごみ処理に一定の見通しが立ってきたとの報道に安堵しているところです。関係市や施設近隣にお住まいの皆様に心から感謝申し上げる次第です。
このような状況の中で、市長辞職に伴う選挙について、立候補すべきか否か大いに悩みました。そして、多くの市民の方々から、ごみ問題を片付けるのが私の費任であるという声をたくさんお聞きする中で立候補を決意しました。
この先、平坦な道が続くとは到底思えません。苦難の連続になることは自に見えています。しかし、これまで進めてきた経過等を考えると、今は、この責任を回避すべきでないと考えるに至りました。苦難の道を進むことを覚悟しての決断です。
財政再建も街づくりも小金井市の大きな課題でしたが、この 1 2年間で一定の成果を上げることができました。しかし、まだまだ道半ばです。
当面する課題として、ごみ問題の他に、市民交流センターの取得と新庁舎の建設があります。市民交流センターについては円滑な運営を下に取得してまいりたいと考えます。また、新庁舎建設は財政計画に合わせて進め、リース庁舎の早期解消に努めてまいります。
その他、高齢者、子育て、障がいのある方々の福祉のニーズや課題に応えるとともに、教育、文化・芸術、食育、生涯学習の進展も図ります。また、地域の商工業、農業の活性化も重要です。さらに、地域コミュニティーの復活も新たな課題です。こうした施策は、市民協働の考えの下に、市民の皆さんとともに取り組んでまいります。
私の市政に対する熱い情熱はいささかも変わることはありません。これからも私心を捨て、残された課題と新たな課題解決に取り組むとともに「信頼の小金井」を議会と市民の皆さんと作ってまいります。