平成25年10月7日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さん、おはようございます。市長の稲葉です。

今年の夏は、猛暑が続きましたが、季節は変わり、足早に秋の訪れを感じます。

9月2日から始まった平成25年第3回市議会定例会も、残すは決算特別委員会の審議のみとなりました。最後まで気を抜かず、管理職を中心にしっかり対応していただきたいと思います。

さて、54年ぶりに東京都での開催となったスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会)は、大盛況のうちに競技が続けられています。

小金井市での競技は終了しましたが、職員や市民ボランティアの“頑張り”が一つとなって、大会を大いに盛り上げることができました。一緒に汗を流した貴重な経験を今後の市政にも活かしていただきたいと思います。直接かかわった方は勿論のこと、それを支えたすべての職員に感謝します。

また、10月13日には、市制施行55周年記念式典が市民交流センターで開催されます。交流センターでの開催は初めての経験となりますが、こちらも滞りなく準備が進んでいます。これまでの歴史に思いを馳せながら、続く未来への期待に胸がときめく思い出深い式典としてまいります。

話題をかえて、次は職員の皆さんにお願いです。ここ数回の庁内放送では、行革の推進に向けて何度かお話をさせていただきました。

私たちは、市民からお預かりした貴重な税金を使って仕事をしています。だからこそ、「最小の経費で最大の効果を上げる」ことは、私たちの義務でもあると思っています。

例えば、日々の仕事の中でいろいろな資料を作成する際、必ず両面コピーを使っていますか?業務上の電話も、用件を簡潔明瞭に相手に伝え、出来る限り短時間ですませるように工夫を行っているでしょうか?また、ワークライフバランスの点からも出来るだけ時間外勤務をすることが無いよう、もっと効率的な業務運営は考えられないでしょうか?

小さな努力が、大きな成果に繋がります。

職員の創意工夫により、今まで以上に経費節減を進めて欲しいと思います。

次に、繰り返し申し上げることとなりますが、小金井市は、平成9年、14年そして平成22年と3次に亘り行財政改革大綱を策定し、厳しい財政状況を改善するための努力を続けています。

現在は、計画期間を22年度から27年度までと定めた第3次行財政改革大綱の折り返し地点を過ぎたところですが、職員の皆さんは、77個の検討項目を今一度確認をしてください。そして、何が自分の担当なのかの再認識をお願いします。管理職もしっかりサポートしてください。

行革は「手段」であり、「目的」ではなく、その目指すところは市民サービスの向上です。職員一人ひとりが「事業の目的は何なのか」「他に方法はないか」「更に収入を増やす手立てはないか」といった意識のもとで、これまで以上の自覚と責任をもって仕事に取り組んで欲しいと思います。

最後になりますが、すがすがしい季節の中、充実したワークライフバランスを期待します。

今日も1日がんばりましょう! 終わります。

平成25年9月18日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さんおはようございます。市長の稲葉です。

9月8日午前5時過ぎ、地球の裏側ブエノスアイレスから、7年後の2020年開催の夏季オリンピック、パラリンピックの開催地が東京に決定したとの朗報が届きました。イスタンブール、マドリードの強豪を退けての決定です。私は、東京商工会議所での「開催場所決定を迎える会」に参加していました。会場の大スクリーンに映し出されたジャック・ロゲIOC会長が手にするボードに書かれた開催地名を読み上げる瞬間、会場は水を打ったように静まり、そして、「トーキョー」と発した瞬間、満場総立ちとなり両手を天に突き上げ、会場全体は大歓声とともに歓喜の渦に包まれ、鳥肌が立つ思いでした。全国各地、至る所で同様の光景だったと思います。2020年は、まだまだ先のことですが、子どもにも大人にも誰にも夢と希望を与える決定でした。日本が元気を取り戻し、期待される日本経済にも好影響を与えることでしょう。

国体の開催が直前に迫ってまいりました。小金井市では、弓道、バスケットボールの2競技が行われます。生涯学習課を中心に、多くの市民や職員のボランティアの皆さんとともに大会が無事成功するよう、全職員が力をあわせて取り組むことを重ねてお願いします。事前の準備を怠りなく、着実に、そして、全国各地からのアスリートや関係者、愛好者の方々を小金井市で競技や観戦ができて良かったと思い、また、言っていただけるよう、おもてなしの心を持ってお迎えしましょう。

さて、開会中の9月議会において、小金井市の財政が危機的財政状況にあり、行財政改革の必要を議会に説明しております。議会では「職員の意識改革をどの様に進めるか」との質問もいただいているところです。

本年3月、民間第三者機関による行政診断報告書が提出されました。これは、「更なる改革に向けた9の提言」と題して、様々な改善策が短期的な取組、中・長期的な取組として提起されております。これらを行政執行の参考にしていくことになります。

この行政診断を行うに当たって、昨年10月、716人の正規職員及び再任用職員を対象に、アンケート調査が行われました。このアンケートでは、「これまでの行財政改革の取組について、自分でどの程度理解しているか」との問いに対して「全く理解していない」が4.7%、「あまり理解していない」が44.7%、合計で49.4%、つまり約半分の職員が、行財政改革の取組について「理解していない」という結果となっています。

また、「行財政改革の取組について、自分自身で取り組んだ実績はあるか」との問いに対しては「取り組んだことはない」が69.9%で、約7割の職員が、取組実績がないと回答し、その理由は、「行財政改革の取組に関係する事務事業を担当したことがない」が57.3%であるほか、「そもそも行財政改革のことは良くわからない」と22.8%の職員が答えています。私は、職員の皆さんの行財政改革に対する意識の低さに驚愕するとともに、改めて意識改革の必要性を痛感しています。私自身も、市長として職員に市政の現状を伝えきれていなかったことを強く反省しているところであります。

この間、市としては、平成9年、平成14年、そして平成22年と3次にわたり行財政改革大綱を策定し、厳しい財政状況を改善するため努力してきました。しかし、アンケートの結果を見ると、庁内の一部で空回りしていたのではないかと改めて反省するところです。

重ねて職員の皆さんにお願いします。今、小金井市の財政は危機的状況にあり、行財政改革の必要に迫られています。行革は、目的ではなく手段です。目的は、市民サービスの向上です。職員一人ひとりが「事業の目的は何か」「他の方法はないか」「このやり方がベストか」等々、徹底的なコスト意識を持ち、広い視野のもと、これまで以上の自覚と責任を持って仕事に取り組んでください。

私たちは、市民からお預かりした貴重な税金をいかに効率的に使うかを常に考え行動しなければなりません。「最小の経費で最大の効果を上げる」ことが、私たちに課せられた義務でもあります。

市の多くの事業は、市民の貴重な税金を財源に成り立っています。その税金を無駄なく効率的に使うこと、また、職員は、1日1日を無駄なく効率的に使い、市民満足度につなげてください。

市民の方々が何を望んでいるのかを常に念頭に仕事をすること、そして、市民の喜びを自らの喜びにできるようにしてください。接遇はスマイル、仕事はスピード、そして、経費節減のセービングの小金井推進3Sで頑張りましょう。

今日は、小金井市の財政が危機的状況にあることを理解していただくため報告しました。

最後になりますが、充実したワーク・ライフバランスを期待します。終わります。

平成25年9月2日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さんおはようございます。市長の稲葉です。

今年の夏は、連日記録的な暑さでした。まだまだ続いていますが、体調管理には十分注意し、夏の疲れを残さないようにしてください。

8月25日に予定していた総合防災訓練は、降雨のため残念ながら中止となってしまいました。準備に係わった職員の皆さんお疲れ様でした。

さて、9月に入りました。9月は「小金井市安全・安心あいさつ運動」(こきんちゃんあいさつ運動)の秋季推進月間です。今日は、私も緑小学校学区域をパトロールするとともに、緑小の校門前で2学期初登校する生徒に挨拶運動を実践してきました。市民の皆さんにも呼び掛けておりますので、職員の皆さんにも積極的な協力をお願いします。

申し上げるまでもなく、挨拶は私たちが社会生活を送る上での基本です。家庭や地域では勿論、職場においても励行してください。

通勤途上等に職場の同僚などに会った時、また、市役所の中でも最初は挨拶からです。市民の方々にも、声には出さないとしても目が合ったりしたら軽く会釈をするようにしてください。私は、仕事で近隣の市役所を訪れることが多くあります。そして、階段など擦れ違う際、軽く会釈をする市役所職員に出会うと、職員の意識が高いと感じ、大変気持ちが良くなるものです。このことは、市役所に対する評価にもつながります。勿論、相手の職員は私が誰かは知らなくての事です。小金井市役所はどうだろうかと考えると多少不安を感じることもあります。ただ会釈をするだけで、相手の感じ方は大きく変わるものです。励行していただくようお願いします。

また、8時半からの始業ですが、8時30分にタイムカードが押されていればいいのだとの考えには、ならないでください。そして、5分前のビバルディーの「四季」が流れたらすぐに仕事に掛れるよう、準備してください。そのためには、余裕を持って出勤することが必要だと考えます。

私たちは、地方公務員です。市民からの税金をいただいている立場です。卑屈になることはありませんが、市民あっての市役所であり、市役所あっての職員であることを、常に念頭においておかなければなりません。

次は職員の喫煙です。現在、職員の喫煙を禁止することまでは考えていません。しかし、喫煙者は職場を離れて喫煙できるというのも、如何かという思いもあります。喫煙者は、朝の始業前や昼休み時にできるだけ済ませることと、できるだけ本数を減らすこと、喫煙時間を短くすること、そして、できれば健康面にも配慮し禁煙を心掛けてください。

今日から第3回定例会が開かれます。決算審査もあり、途中、国体による休会もあるため、10月15日までの長期になる予定です。日常の業務を果たしながらの議会対応になります。よろしくお願いします。私自身も、大きな課題を抱えていながら、長期間議会に拘束されるのは非常に辛いものがありますが、これは、いたしかたありません。

最後になりますが、度々、国体へのボランティアの協力をお願いしましたが、私が密かに目標としていた100人を超えることができました。ありがとうございます。できるだけ業務に支障にならないよう、応援体制など、課内で調整するようお願いします。国体準備の職員もお疲れ様です。最後の頑張りです。さあ、市民とともに国体を盛り上げましょう。

以上です。仕事頑張ってください。終わります。