市長の稲葉です。
まず、お知らせいたします。本日は、一斉退庁日です。ワーク・ライフ・バランスの充実を図るため、計画的に業務を進め、定時に退庁しましょう。
さて、今日は職員の人材育成についてお話しさせていただきます。
市民の期待に応え、高度化・複雑化する行政課題に対し、限られた財源を有効に活用し、かつ少数精鋭により最大の効果を上げるべく効果的・効率的な行政運営が求められています。このような要請に応えるためには、職員の皆さん一人ひとりのスキルアップが必要です。
そのためには、市政を担うすべての職員が、この分権時代を、情熱と高い志を持って、今まで以上に職員自らが自己能力を高め、「有言実行」で持てる力を十分に発揮し、失敗を恐れず果敢にチャレンジする職員であって欲しいと思います。また、職員の仕事に対する意欲を活かし、本市の抱える行政課題に的確に対処しつつ、危機的な財政状況を打開するような一騎当千の人材を育てていく、言い換えれば、そのような人材が育つような仕組みづくりが組織にとって大変重要であり、市政推進の要であると考えます。
そこで、平成19年度に小金井市人材育成基本方針を策定し、小金井市が求める職員の育成のために、「意欲を高める人事制度づくり」「人を育てる職場環境づくり」「実践的な職員研修制度づくり」を進めることとしました。また、計画期間を平成21年度から25年度までとする小金井市人材育成基本方針実施計画を策定し、人材育成に係る各種取組を推進した結果、人事制度改革は一定の取組成果があったところです。しかし、その一方で、平成24年度の「小金井市行政診断報告書」において、喫緊の課題である行財政改革や、市政課題に対する理解の不足、取組不足がアンケート結果として挙げられており、更なる人材育成の取り組みが必要です。
そこで、実施計画の終了を機に、新たに第2次小金井市人材育成基本方針を策定しました。人材育成に関する基本的な考え方を示すとともに、これまでの人材育成の取組状況等を踏まえ、平成30年度までの人材育成における具体的な取組を盛り込んだものとなっています。
先週、全職員に対し、この第2次小金井市人材育成基本方針を配布しております。小金井市の職員全員が理解し、実践しなければならないものですので、職員の皆さんは、まず熟読し内容の理解に努めていただきたいと思います。
人こそが組織運営にとって最も重要な財産です。今後、職員の皆さんには、この人材育成基本方針に基づき自己研鑽に努めてください。当市の職員としての誇りを持ち、市民の喜びを自らの喜びとし、いきいきと輝いてほしいと思います。そして、第4次小金井市基本構想における将来像「みどりが萌える・子どもが育つ・きずなを結ぶ 小金井市」の実現に向け、共に力を合わせて頑張りましょう。
明日の小金井を、あなたのチカラで築くのです。
繰り返しになりますが、本日は、一斉退庁日です。ワーク・ライフ・バランスの充実を図るため、計画的に業務を進め、定時に退庁しましょう。
以上です。