中央大学附属高等学校創立100周年

 

中央大学附属高等学校創立100周年記念式典が、10月27日、中央大学附属高校講堂において盛大に挙行されました。私も、同校の所在する市長としてお祝いに出席しました。

中央大学附属高等学校は明治42年(1909年)豊多摩郡落合村(現在の新宿区落合)近衛家敷地内に東京同文書院に併設される形で目白中学校として創設されました。その後、幾多の変遷を経て、昭和38年(1963年)に小金井市貫井北町に移転し、中央大学附属高校と改称して現在に至っています。中央大学附属中学校を併設し、その完成年度となる本年に創立100周年記念式典が行われました。

小金井市に移転し50年の歳月が経ち、市民には「中附」の愛称で親しまれ、多くの小金井市民も同校で学んでいます。

小金井市が武蔵小金井南口再開発のため公会堂を解体した後は、多くの市の行事に講堂を使わせていただいてきました。平成20年の市制施行50周年記念式典も中附の講堂をお借りしました。現在も、対象者が多いことから敬老会には 1,500人収容の講堂をお借りしています。

これからも地域に開かれた中央大学附属中学校・高等学校として発展することを願っています。

こがねいガラ・コンサート

 

10月21日、小金井市民交流センターのオープニングシリーズ第三弾は、「こがねいガラ・コンサート」でした。本町5丁目にお住まいのN響首席オーボエ奏者の茂木大輔さんが、交流センターのオープニングシリーズに合わせて、小金井市在住、もしくは小金井市にゆかりのある演奏家の方々の結集によりコンサートを開くという企画でした。これは、4月1日の交流センターの開館に来賓として出席いただいた茂木さんが、挨拶の中でこの構想を話していました。

プログラムの中での茂木さんの挨拶は、「ようこそいらっしゃいました!」の書き出しで「ようやく、新しいホールが動き出しました。内部の美しさや素晴らしい音響、駅からのアクセスの便利さなどに、このホールが作っていくであろう新しい文化の予感を感じていただくことと思います」と続きます。

曲目はモーツァルトが中心で、満員の会場でのコンサートは大変な盛り上がりとなりました。企画者である茂木さんは、指揮者としてオーボエ奏者として、そして解説者として大活躍でした。

茂木さんにマイクを向けられた音楽家の方々は、異口同音に素晴らしいホールだと言っていました。

終了後も、会場は余韻を楽しむ人で一杯でした。多くの方々から「素晴らしいホールを作ってくれてありがとう」とか、「小金井でこのような音楽が聴けて良かった」と言われました。これからも、文化・芸術の拠点として多くの方々のご利用を期待しています。

こがねいガラ・コンサート

公園用地をご寄附

 

本町3丁目在住の鴨下明治さん、光子さんご夫妻から、「緑が減少する中で、少しでも緑を残し、幅広い年齢層の方々が利用できる公園等に活用してほしい」と、ご自宅のあった土地706.56平方メートル(約214坪)をご寄附いただきました。

場所は、北大通りに面する公民館本町分館から北、桜町病院へ向かう道路の西側2宅地目で、住所は本町3丁目4番43号になります。

10月9日に開かれた臨時市議会で、建物の解体や公園整備の補正予算を全会一致で議決をいただきました。

補正予算は(仮称)上山谷(かみざんや)緑地公園整備工事で提案させていただきました。これは、上山谷(かみざんや)は本町の旧地名で、上山谷を何らかの形で残したいという寄付者の意向を尊重して、名称は「上山谷緑地公園」としたいと考えています。

開園は来年4月1日を予定しています。
ちなみに、中山谷は中町、下山谷は緑町を表していました。

鴨下さんご夫妻のご意向に沿い、現在の植栽を生かしながら、緑を創出する緑地公園とし、多くの方々に自然に親しんでいただける憩いの場所として整備していきたいと考えています。

空港連絡バスの運行が開始されます

 

10月1日(日)から、武蔵小金井駅南口を始発とし、羽田空港行きの空港連絡バスが運行されます。

これは2〜3年前、一市民の方から武蔵小金井駅南口の交通広場も完成したのでリムジンバスを運行させたらいいのではないか、と言われ、早速、京王バスの社長に申し入れました。京王バスの反応は悪くなく、京王バスの社長とお会いすることも多く、お会いする度に「忘れてはいませんから」という言葉をいただいていました。

7月12日、社長退任に伴い新旧社長が挨拶に来られました。その中で「大変時間がかかりましたが、現在、国土交通省へ許可申請中ですが、10月1日から空港連絡バスを武蔵小金井南口から走らせます」との言葉でした。

9月25日、国交省の許可も下り、いよいよ運行です。
京王バスとは、ココバスの運行もお願いしている関係です。

空港連絡バスの乗車は、武蔵小金井駅南口ロータリーの京王バス4番バス停からになり、調布駅を経由して羽田空港までで、所要時間は、運行時間帯にもよりますが、約1時間20分〜2時間です。片道運賃は大人1,400円です。運行便数は、空港行き12便、空港発15便です。

羽田空港行きの便は、電話、インターネットなどからの予約が可能です。
詳しくは、京王グループ、京王バスのホームページをご覧ください。

小金井市長 稲葉孝彦

敬老の日にあたって

 

小金井市は、明治44年9月2日から大正元年9月1日にお生まれになり、昨年の9月2日から本年9月1日までの1年間に、100歳の誕生日を迎えられた方々が17人(男性1人、女性16人)いらっしゃいます。市は記念品を贈呈しお祝いをしました。

私は、お二人の方々を訪問し、記念品を贈らせていただきました。
ちなみに、9月1日現在、100歳以上の高齢者は46人で、男性が2人、女性が44人です。

山田ハツ江さん

外間くにさん

100歳を超える男性の高齢者はお二人で、その内のお一人が、小金井市2代目市長の関 綾次郎さんです。明治44年2月4日のお生まれで101歳です。
時々、お会いしているのですが、9月15日中町つきみの園のデイサービスでお会いしました。その日の話は、公共下水道の導入の際の苦労話でした。記憶が鮮明なのには、いつも驚きです。

私が昭和60年の市議選出馬でお世話になって以来のお付き合いです。
昨年の敬老の日は、初代市長の鈴木誠一さんもお元気で、初代、2代目の市長が揃ってお元気で100歳を迎えられたのが、私の自慢話だったのですが、鈴木さんが昨年逝去されたのが残念です。

関 綾次郎さん

9月16日(日)中央大学附属高校の講堂に、1,300人を超える高齢者をお迎えし、盛大に「敬老会」が開かれました。お望みは、歌手の松原のぶえさんで、歌とトークで会場は盛り上がりました。

一部式典での私の挨拶は、「外出や家事など日常生活が支障なく送れる健康寿命と平均寿命に、男性は9歳、女性は12歳の差があります。この差の期間が、寝たきりとか、介護や医療に頼る期間になります。その差を縮めるために、バランスのとれた食事、そして多くの人と交わる社会参加が必要です」と話しました。

小金井市長 稲葉孝彦