野川の清流が危機に
朝起きてカーテンを開くと、太陽に強い陽光に複雑な思いです。
異常気象なのか、北海道や西日本は例年にない豪雪で、日常生活を困難にしています。
一方、東日本は連日の晴天による水不足で農作物に影響を与え、それが野菜価格の高騰になっています。
「今日もいいお天気ですね」に、複雑な思いです。
はけの湧水も減ってきており、野川の枯渇が危惧されます。
毎年2月は雨量が減り、さらに木々が春が近づきたくさん吸水することから、 湧水が激減し、野川が枯渇することになります。
現在、鞍尾根橋に届く国分寺市からの湧水も減り、東京経済大学の「進次郎池」は干上がり、参拝者が途切れない貫井神社の湧水も激減し、滄浪泉園、谷口邸、美術の森の湧水もかすかに流れている程度です。
このまま晴天が続けば、野川は砂利道に化してしまうでしょう。
枯渇を回避するには、地下水の涵養が必要です。
小金井市は平成13年5月に、第3回「日本水大賞」においてグランプリを受賞しました。
これは、市民と下水道工事店の協力による、雨水浸透事業が評価されたもので、これにより野川やはけの湧水の枯渇を食い止め、街に潤いを増進させるのです。
表彰式は秋篠宮ご夫妻ご出席のもと、私が代表して表彰状をお受けしました。
雨水浸透事業に力を入れ、近隣市にも普及させていく必要があります。