さくら通信

自民党新総裁に高市早苗氏

10月4日に行われた自民党総裁選挙は、事前の予想を覆し、高市早苗氏が決戦投票で小泉進次郎氏を抑え当選を果たしました。

総裁選挙には5人が立候補し、決戦投票になり、マスコミは各種の取材の結果で小泉進次郎氏の勝利を予想していました。

しかし、議員においても党員投票においても、高市氏が勝利しました。

選挙戦では、麻生派や旧派閥の力が働いたのかもしれませんが、党員票で圧勝したのは見事で、議員もこれを意識した行動となったと思います。

高市総裁は党役員の人事に入り、それを決定しました。

その結果は麻生太郎氏の意を対し、自らを支援したものに重きを置いた人事と思われるのは残念です。

衆院選、都議選、そして参院選自民党惨敗の原因は、「政治とカネ」の問題にありました。

国民は、この問題が解消されたと思っていません。

そこに、幹事長代行に萩生田光一氏を起用したことは理解できません。

萩生田氏は安倍派の幹部として、政治資金規正法違反事件で1年間の党の役職停止処分を受けました。

また、本年8月には政策秘書が、罰金などの略式命令を受けています。

それを敢えてここで起用したのは理解に苦しみます。

解党的出直しを宣言した自民党初の女性総裁には、「自民党ぶっ壊す」と宣言して総理総裁になった小泉純一郎元総理のように、外部の圧力を排除した組閣人事に期待したいものです。

また、高市総裁が尊敬するというイギリス初の女性首相マーガレット・サッチャーの精神で、日本の課題解決と自民党の建て直しに期待します。