さくら通信

第52回小金井なかよし市民まつりが休止に

小金井市にとって最大の行事の一つである「なかよし 市民まつり 」が本年度は休止することが決定しました。

令和6年4月19日付で「 令和6年度小金井 なかよし 市民まつりの休止について 」という表題の文書が、小金井市市民部コミュニティ文化課長名で小金井三宅島友好協会の会長を拝命する私に届きました 。

この文書には「令和5年10月に これまで 市民まつり実行委員会を担っていただいていた小金井市商工会より令和6年度から事務局を辞退したいとの申し出がありました」とあり、「昭和48年に第1回目のまつりの開催目的であった市民の交流の場を持つことにあると考えます」として、「市民と市が協働でつくる新しい交流の場としてのまつりのあり方を検討することと決定しました」とあります 。

さらに、「これからの市民まつりは、これまでの市民まつりの再現を目指すのでなく、関心を持っていただける市民の方と新しく始める、交流を基軸においたまつりにしたいと考えています」とありますが、この長く続いたまつりの変更は市長の発案と思われますが、市民まつりを継続しつつ新たなイベントの検討すべきではなかったでしょうか。

これまで実行委員会の事務局を担ってきた商工会が辞退したのは、まつりに精通した職員の退職による人手不足によるとあり、双方で協議した結果、休止を決断せざるを得なくなったようです。 また、一部には商工会の予算要望に市が応じられなかったことが原因との声も聞こえてきます。資金不足や人手不足を乗り越えても休止は避けるべきでした。

小金井市の魅力は、①恵まれた自然環境、②大学や研究機関の文教都市、③世界のスタジオジブリや情報通信研究機構の所在地、④美味しい食べ物、⑤多くの人々が集えるイベントの開催などにあり、これを内外に発信するシティプロモーションが必要です。

本年は、市民交流の場である年頭の「新春市民の集い」も中止になり、さらに今度は「なかよし市民まつり」の休止は残念です 。

小金井市の友好都市である三宅村から村長をはじめ、村議会、郷土芸能などの人々に市民まつりに来訪いただき、錦上花を添えていただくとともに交流の実を上げてきました。本年度も三宅村は予算化しその準備が整っています 。

過日の友好協会の総会で私は、12月に予定する名勝小金井(さくら)指定 100周年の記念イベントか、来春の「第71回小金井 桜まつり」に三宅村の皆さんをお迎えしたらいかがかと挨拶をしました 。

三宅村の小金井市との友好親善の予算が、未執行にならないことを願っています。

走り続けた16年(92)

市制施行周年事業①【60周年】

本年、小金井市が昭和33年10月1日、人口約4万人で市制を施行し60周年の大きな節目を迎えました。

そこで、市は、10月7日(日)「小金井市市制施行60週年記念式典」を小金井宮地楽器ホール(市民交流センター)で開催します。式典は西岡真一郎市長の式辞、五十嵐京子議長の挨拶、そして、来賓の挨拶となります。

その後、小金井市のまちづくりの発展や、専門的職業に従事し後進の指導育成等、市民生活の向上に尽力された方々に市民功労者、技能功労者等の表彰が行われます。

また、名誉市民に選定された作家の黒井千次氏と政治学者の毛里和子氏に名誉市民証の贈呈が行われ、市民に披露されます。

この60周年の目玉は「小金井市歌」の制定ではないでしょうか。7日の式典の中で発表予定のようです。「市歌」については、市民から募集した「ふるさと小金井」に寄せる思いを基に、専門家により制作されます。10年前の50周年の時にも市歌の作成を考え、小金井市初の名誉市民になられた作詞家の星野哲郎さんにお願いする予定でしたが体調を崩されたことにより断念した経緯があります。

近隣市など多くの市に「市歌」があり、その自治体によって違いはありますが、歌う機会が少なく、「東京都歌」のように埋もれてしまわないよう、小金井市歌については多くの市民に歌ってもらうことを願います。

本年は60年を冠(かんむり)にした事業が数多く行われます。子どもたちをはじめ市民の皆様には、身近で行われる事業に参加し、記憶に残る60周年となるよう盛り上げていただきたいと思います。

7日にはNHKラジオで放送されている「巡回ラジオ体操」が都立小金井公園江戸東京たてもの園前広場で午前6時から6時40分まで開催され、全国に6時30分から生放送されます。市民の皆様!!会場か、ご自宅のラジオの前で健康のため体操に参加しましょう。60周年を契機に、お近くの会場やご自宅で健康寿命延伸のためにもラジオ体操をしましょう。市内6か所の会場で毎日ラジオ体操が行われています。私はウオーキングの合間に毎日場所を変えてラジオ体操をしています。

本年が設立の節目の年になる団体がたくさんあります。小金井市体育協会は70周年、小金井市社会福祉協議会は60周年などです。

また、小金井市が唯一、友好都市盟約を結ぶ三宅村との盟約締結も40周年になります。昭和53年10月1日の市制施行20周年の記念式典で、両自治体の首長の署名により締結されました。

これは、昭和44年、三宅村が小金井小次郎によって築造された「小次郎井戸」の周辺にサクラを植樹するに当って、市や市民が協力した返礼として、昭和51年三宅村からアジサイが贈られ、それを、東京都みどりの監視員が、玉川上水堤等に植樹したことから盟約締結に発展しました。

長い間、小金井三宅島友好協会による民間外交で三宅村との友好の絆が紡がれてきました。その40周年を記念して武蔵小金井駅南口の交通広場に三宅島紹介の銘板を設置します。お披露目は7日の「記念式典」の終了後、宮地楽器ホール北側の設置場所で行います。

(つづく)