さくら通信

ピアノはスタインウェイ

毎週土曜日の朝は「題名のない音楽会」です。

昨日も同様でした。ピアニストは藤田真央さんでゲストは宇宙飛行士の野口聡一さんで先週の続きでした。

ピアノ演奏もお二人のトークも素晴らしのですが、私がいつも気になるのはピアノの側面に書かれたSTINWAY&SONの文字です。

市民交流センターの建設には内装や備品、緞帳や客席の椅子なども決めることは山程あります。

落語家の座布団も市議会の議論の対象になりる程でした。

その中にはピアノもありました。専門家は当然のように一階のホールは国産で大ホールはスタインウェイとのことでした。

全く知識のない私は方々に問い合わせスタインウェイに決めました。予算は2千万円です。

諸般の事情で建設が遅れていたことから2千万円を超えることが危惧されました。

2千万円を超えれば議会の議決が必要です。

座布団まで議論の対象になる市議会です。報告された金額は確か1,950万円でした。

次は横浜の倉庫に沢山あるスタインウェイの中から1台を選ぶのです。素人では到底無理です。

そこで、プロ中のプロであるピアニストの小山実稚恵 さんにお願いしました。

市民交流センターがオープンした後、小山実稚恵さんのコンサートの前日、大ホールでのリハーサルに市の担当だった川井修部長と数人が招かれてお聴きしたのは最高の贅沢でした。

スタインウェイのピアノを見るたびこれらのことを思い出します。