名称小金井さくら指定100周年
今年も桜のお便りが届き始めました。
昨年は、大正13年12月9日桜で名高い奈良県吉野山、茨城県桜川とともに小金井(サクラ)が名勝指定を受けて100周年を迎えました。
市は記念事業実行委員会を立ち上げ、各種の記念イベントが実施されました。
メインの式典は、12月8日市民交流センター( 宮地楽器)大ホールで行われ、小金井さくら 復活に尽力された方々や、その活動等が紹介されました。
また、岩手県北上市の伊藤彬元市長も来訪され、錦上花を添えていただきました。
式典終了後、私は旧交を温め再開を約束しました。
東北地方の3大桜の名所として知られる、岩手県北上市の展勝地公園の桜は、大正10年 (1921 )小金井産の山桜約1000本の苗木が小金井町から移植されたもので、今でも美しい花を咲かせ、地元の人々には「こがねい」とか「小金井の山桜 」と呼ばれています。
平成13年( 2001)に、展勝地公園開設80周年記念式典が同公園等で盛大に行われ、私も さくらの会の石田精一 会長と招待に応じて参加しました。
式典の中で北上市長の伊藤彬氏より、友好の証として親木から接ぎ木で増やした後継樹の寄贈が、目録で小金井市に贈呈されました。
そして、6年後の平成19年11月4日桜を愛する市民のお願いが叶い、両市の関係者が見守る中、北上の地で育った苗木5本が、小金橋そばの玉川上水堤のふるさとに里帰りしました。
この山桜には、両市の名勝小金井サクラ復活の思いが込められています。
これからは、平成21年東京都が策定した「 史跡玉川上水整備活用計画」に沿って、雑木等の剪定、伐採を行い、そこに植えられたさくらで名勝にふさわしい玉川上水を復活させ、歌川広重の浮世絵あるさくらが復活することになります。
また、平成23年3月11日の東日本大震災時に、小金井市から北上市に救援物資を送る準備が整ったので北上市長の伊藤氏に連絡すると、「北上市より大船渡市に送ってほしい」と言われ、大船渡市長と話し合い救援物資を送らせてもらいました。
今回の大船渡市の山林火災で、14年前の大震災を思い出しました。