さくら通信

斎藤元彦兵庫県知事は辞職すべきである

兵庫県の斎藤元彦知事による、パワハラ疑惑などが内部告発文書で明らかになり、県議会86議員全会 一致で不信任が可決されました。

これに対し斎藤知事は、自らの辞職や議会の解散を避け失職を選択し、知事選挙に立候補しました。

議会から全会一致で不信任された知事が、再び立候補することは想定外だったが、それが111万3911票を獲得し、次点に13万7274票の差での当選は、信じられない思いです。

この疑惑を調査した県議会の100条調査委員会は、知事選挙の世論に怯えたのか、厳しさに欠けると思われる報告にも、「それも一つの見解」と知事に軽くあしらわれました。

しかし、この告発文書を検証するため県により設置された、公平・中立で独立性の高い外部の弁護士等で構成された「第三者委員会」は、その調査報告書で告発文書を公益通報扱いとせず、告白者を探し出し懲戒免職にしたことは、明らかに違法・無効と認定し、処分は無効だとした。

また、職員への叱責の多くをパワハラと明確に認定した。

ニ人の貴重な命が失われ、第三者委員会の調査報告書が出されても何ら行動を起こさない斎藤知事には、リーダーの資格はなく辞職すべきです。

知事が職員を怒鳴り散らすパワハラを、教育的措置との発言は自己弁護であり、感情的対応としか思えません。

私は市長としての16年間で、市職員を怒鳴ったことは一度もありません。

ただ、東京都市町村職員共済組合の理事長職にあった時、ペインオフが導入されたことから、分散していた 4000億円近い積立金をメガバンクに集めました。

それを私の許可もなく、労働関係の金融機関に30数億円を移して、便宜を図った共済組合の管理職の事後報告には本気で怒りました。

私が思い出されるのはこの一件だけです。

また、贈り物は断るのが基本ですが、どうしても断れず受け取った場合は、秘書がその時特に繁忙な部署に持参し処理してもらいました。

また、記念品など比較的希少な物は、秘書係が知恵を絞って職員に与えていました。

私は自宅に持ち帰らず、全て庁内で処理することで通しました。

さくら通信

名称小金井さくら指定100周年

今年も桜のお便りが届き始めました。

昨年は、大正13年12月9日桜で名高い奈良県吉野山、茨城県桜川とともに小金井(サクラ)が名勝指定を受けて100周年を迎えました。

市は記念事業実行委員会を立ち上げ、各種の記念イベントが実施されました。

メインの式典は、12月8日市民交流センター( 宮地楽器)大ホールで行われ、小金井さくら 復活に尽力された方々や、その活動等が紹介されました。

また、岩手県北上市の伊藤彬元市長も来訪され、錦上花を添えていただきました。

式典終了後、私は旧交を温め再開を約束しました。

東北地方の3大桜の名所として知られる、岩手県北上市の展勝地公園の桜は、大正10年 (1921 )小金井産の山桜約1000本の苗木が小金井町から移植されたもので、今でも美しい花を咲かせ、地元の人々には「こがねい」とか「小金井の山桜 」と呼ばれています。

平成13年( 2001)に、展勝地公園開設80周年記念式典が同公園等で盛大に行われ、私も さくらの会の石田精一 会長と招待に応じて参加しました。

式典の中で北上市長の伊藤彬氏より、友好の証として親木から接ぎ木で増やした後継樹の寄贈が、目録で小金井市に贈呈されました。

そして、6年後の平成19年11月4日桜を愛する市民のお願いが叶い、両市の関係者が見守る中、北上の地で育った苗木5本が、小金橋そばの玉川上水堤のふるさとに里帰りしました。

この山桜には、両市の名勝小金井サクラ復活の思いが込められています。

これからは、平成21年東京都が策定した「 史跡玉川上水整備活用計画」に沿って、雑木等の剪定、伐採を行い、そこに植えられたさくらで名勝にふさわしい玉川上水を復活させ、歌川広重の浮世絵あるさくらが復活することになります。

また、平成23年3月11日の東日本大震災時に、小金井市から北上市に救援物資を送る準備が整ったので北上市長の伊藤氏に連絡すると、「北上市より大船渡市に送ってほしい」と言われ、大船渡市長と話し合い救援物資を送らせてもらいました。

今回の大船渡市の山林火災で、14年前の大震災を思い出しました。

さくら通信

野川の清流が危機に

朝起きてカーテンを開くと、太陽に強い陽光に複雑な思いです。

異常気象なのか、北海道や西日本は例年にない豪雪で、日常生活を困難にしています。

一方、東日本は連日の晴天による水不足で農作物に影響を与え、それが野菜価格の高騰になっています。

「今日もいいお天気ですね」に、複雑な思いです。

はけの湧水も減ってきており、野川の枯渇が危惧されます。

毎年2月は雨量が減り、さらに木々が春が近づきたくさん吸水することから、 湧水が激減し、野川が枯渇することになります。

現在、鞍尾根橋に届く国分寺市からの湧水も減り、東京経済大学の「進次郎池」は干上がり、参拝者が途切れない貫井神社の湧水も激減し、滄浪泉園、谷口邸、美術の森の湧水もかすかに流れている程度です。

このまま晴天が続けば、野川は砂利道に化してしまうでしょう。

枯渇を回避するには、地下水の涵養が必要です。

小金井市は平成13年5月に、第3回「日本水大賞」においてグランプリを受賞しました。

これは、市民と下水道工事店の協力による、雨水浸透事業が評価されたもので、これにより野川やはけの湧水の枯渇を食い止め、街に潤いを増進させるのです。

表彰式は秋篠宮ご夫妻ご出席のもと、私が代表して表彰状をお受けしました。

雨水浸透事業に力を入れ、近隣市にも普及させていく必要があります。

さくら通信

小金井消防団の出初式   

新年恒例の小金井市消防団の出初式が、1月12日午前10時から武蔵小金井駅南口交通広場で、大勢の市民が見守る中で盛大に行われました。

団員は生業を持つ傍ら、「自分たちの町は自分たちが守る」という 郷土愛の精神から、地域防災の中核として常備消防の消防署と連携を取りながら、市民の生命、財産を守るため、ボランティアで頑張っています。

火災は冬の真夜中に発生することが多く、枕元の無線やサイレンで火災発生が知らされると、団員は詰所の消防車で火災現場に行き、消火活動を行います。

消化活動は危険も伴うため、厳しい訓練も必要とされています。

消防団員、そして団員を支えるご家族や地域の方々にも感謝です。

公職に着いた私は、消防団員の経験のないのがハンディでした。

そのため、議員の時は市の東北部を中心に、火災が発生した時は何か役立つことがあるか、現場へ行きました。

市長になってからは市内全域でボヤであっても、火災が発生した場合、私は100% 現場に行ったと認識しています。

それは、団員を激励するためと感謝を伝えるためでした。

私は、消防団員の活動を理解していただくことに腐心しました。

そのため、市営グランドで行われていた出初式に、市民や団員の家族に見てほしいと呼びかけましたが、なかなか果たせませんでした。

そこで、再開発で整備された武蔵小金井駅南口で行うことを検討しました。

交通広場を使うため、バスやタクシー会社や利用者のご理解をいただく困難が伴いましたが、職員の努力が実りました。

条件が整ったことから、平成25年1月からの出初式は、武蔵小金井駅南口の交通広場に移動しました。

操練や通常点検には狭いのと日陰になる悩みはありますが、今回12回目となり、団員のご家族を始め、1000人を超える多くの市民に見てもらうことができ、大成功だったと思っています。

団員には健康に留意し、「安全で安心の小金井市」のため、頑張っていただきたいと思っています。

さくら通信

年末に当たって(1)

今年も残りわずかになりました。皆様にとってどんな1年だったでしょうか。

元旦、家族揃って団らんの午後に発生した能登半島地震は、震度7を観測し、死者400人を超える大地震となりました。

翌2日、その地震のニュースをテレビで見ている最中、羽田空港で日航機と海上保安庁機の衝突が報じられました。

炎上する日航機が延々と映し出されていましたが、379人の乗員乗客の全員が無事脱出することができ、奇跡の脱出と言われました。

しかし、海保機の乗員 5人が死亡し機長が重傷を負うという、辛い年始にもなりました。

年間を通して、自民党派閥の【政治とカネ】が問題視されてきました。

その結果、先に行われた衆院選は自民党が惨敗し、各級選挙でも苦戦を強いられています。

自民党は国民の疑念に答えなければ、来夏の参院選等でさらに厳しい状況が続くことになります。

そのような逆境の中、立憲が強いとされる武蔵野、小金井、西東京市の東京18選挙区で、自民党公認39歳の新人福田かおるさんの当選は見事でした。

今後の活躍が期待されます。