平成26年4月1日 市長による職員向け庁内放送

 

職員の皆さん、おはようございます。市長の稲葉です。

4月1日、平成26年度の始まりです。今年度もお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。お互いに小金井市の発展のため、がんばってまいりましょう。

本日、新たに川上副市長をお迎えするにあたり、先ほど辞令を交付させていただきました。この後、川上副市長から、ご挨拶をいただくこととなりますが、それに先立ち、新年度のスタートにあたり、私からも一言、ご挨拶をさせていただきます。

昨日、3月31日付けをもって、19人の職員が定年退職しました。苦楽を共にしてきただけに寂しさもありますが、今日は11人の新入職員が希望を持って入所されます。温かく迎えるとともに、新入職員の期待に応えられるよう、それぞれの職場において、きちんとした指導をお願いいたします。

市政に目を向けますと、平成26年第1回市議会定例会において、新年度の各予算が議決されました。現在の厳しい経済状況に加え、ごみ問題を始めとする多額の財源を必要とする課題が山積するという危機的な財政状況に対応するため、これまで以上に徹底したコスト意識の下、実施計画に掲載された政策的経費を含めて全ての事務事業についても例外なく抜本的に見直し、限られた行財政資源を効果的にかつ効率的に活用しつつ、より一層の市民サービスの充実、増進を図るものとして、更なる事業の「選択と集中」を追求してまいります。

今後も、この限られた財源において、予算の執行に当たっては、これまで以上に徹底したコスト意識のもと、今まで以上に自覚をもって、仕事に取り組んでいかなければなりません。

市政の最重要課題である「ごみ問題」については、本年1月に、日野市、国分寺市との3市で可燃ごみの共同処理を行う覚書を取り交すことができ、ごみ処理施設の問題解決に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。今後は、一部事務組合設立の準備を進め、平成31年度中の施設稼働を日野市、国分寺市と共にめざしてまいります。この間、可燃ごみの広域支援にご理解とご協力をいただいております多くの団体の関係者の皆様並びに施設周辺にお住まいの皆様方に、この場をお借り、心から深く感謝申し上げる次第であります。

また、新しいごみ処理施設が稼働するまでの間、引き続き多摩地域の各団体にご支援をいただかなければなりません。これからの信頼関係を継続するためにも、小金井市に与えられた責任を誠実に果たし、事業計画を確実に進めていかなければなりません。

職員の皆さんも、各市・団体のご理解・ご協力のもと、小金井のごみが滞りなく処理できていることを自覚するとともに、他市に十分配慮し、仕事に従事していただきたいと思います。

私は、2月26日の平成26年第1回市議会定例会において、平成26年度の施政方針演説を行いました。その中で、第一に、自然環境と利便性が高いレベルで調和した、快適で人にやさしいまちづくりの推進。第二に、参加と協働によるまちづくりを進めるとともに、災害に強い安全・安心な地域づくり、JR中央本線連続立体交差事業の効果を最大限に利用した、地域を支え、地域に支えられる産業づくりを進め、ふれあいと活力のあるまちづくりの推進。第三に、生涯学習の場の更なる充実に向け「きたまちセンター」の開設、歴史的文化遺産の保全と継承、国際交流や都市間交流の促進、男女共同参画の計画的推進や平和について考える場の充実、学校における教育活動や学習環境を一層高め、豊かな人間性と次世代の夢を育むまちづくりの推進。第四に、地域の福祉活動を推進し、高齢者、子ども、障がいのある方を始め、誰もが住み慣れた地域で互いに支え合い、助け合い、安心して暮らせる地域づくりや、子育ち・子育て環境の充実、加えて、疾病の予防や食育の充実への取り組み。などを申し述べさせていただきました。

そして、これら4つの柱を推し進めていく上で、市民参加や市民協働の更なる推進に加え、限られた行財政資源の最適な配分と最大限の活用により、行政課題を迅速に解決していくことが必要です。

重要となる取組みとして、市民参加による後期基本計画の策定、業務運営方針などの更なる行財政改革への取り組み、公共施設の維持保全に係る全庁調整・横断体制の構築、新庁舎建設に向けてのあらゆる方策の検討、市税等の口座振替受付システムの導入による徴収率の更なる向上を掲げました。

職員の皆さんも、新年度を迎え、一人ひとりが目標を定め仕事に取り組んでいただきたいと思います。ただ漫然と仕事するのでなく、目標を持って、そして、時々総括して欲しいと思っています。よろしくお願いいたします。

小金井は素晴らしいまちです。地域のポテンシャルと市民の意識の高いまちです。

この素晴らしさを誰もが感じられるまちとするため、そして、第4次基本構想の将来像を実現するため、新たな副市長を迎え、私も「一意専心」、引き続き全力で取り組んでまいります。職員の皆さん、共にシティープロモーション、明るいニュースを全国に発信していきましょう。